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後遺障害等級認定サポートでむちうち等で併合12級認定、724万円が補償された事例

相談者 30代女性 /うきは市在住 / 主婦
傷病名 外傷性頚部症候群、腰部打撲、臀部打撲、急性内耳性平衡障害
活動のポイント 後遺障害等級認定サポート・示談交渉
後遺障害等級 併合12級
サポート結果 後遺障害等級認定・適切な賠償額の獲得

主な項目 金額
傷害慰謝料 96万円
後遺障害慰謝料 124万円
逸失利益 408万円(労働能力喪失期間:10年・労働能力喪失率:14%)
休業損害 88万円
入院雑費 2万円
最終支払額 724万円(治療費除く・自賠責保険金含む)

相談・依頼のきっかけ

弁護士野中

うきは市在住の30代女性が自動車を運転して道路を直進中、前方に障害物が見えたため停車したところ、しばらくたってから後続車に追突されるという事故に遭いました。

事故により、被害者の女性は、外傷性頚部症候群、腰部打撲、臀部打撲、急性内耳性平衡障害の怪我を負いました。

一度は自宅に帰り、通院治療を受けようと思ったものの、手足のしびれがひどく歩くのもままならないほどだったので急遽入院することになりました。

入院中はご主人が有給をとって家事をしていましたが、退院後は仕事に戻る予定のため、ご自身で家のお仕事に加えて保険会社の対応をすることが難しくなるということで、すべての対応を任せたいとお電話でご相談いただきました。

弁護士費用特約がついていたため、ご本人様の負担もないということでご依頼いただくことになりました。

当事務所の活動

ご依頼時はまだまだ治療が必要だという段階だったため、まずは治療に専念していただきました。

他の同乗していた方が続々と相手の保険会社から治療費の対応終了の連絡がきている中、自分にだけはまだなにも連絡が来ないということに不安を覚えられる時期もありましたが、治療が必要なうちはしっかりと医師に現状を伝えることを徹底していただき、十分な治療が受けられるようにアドバイスを行いました。

事故から半年経った頃、後遺障害の申請にうつりました。

当事務所が関与した結果

後遺障害申請の結果、外傷性頸部症候群とされる頚部~両肩甲部痛、左上肢のしびれ、左手関節・手指関節痛、めまい、ふらつき、頭痛、頚部と両上肢の自重感等の症状について「局部に頑固な神経症状を残すもの」として12級13号に、腰部打撲、臀部打撲後の腰部、尾骨周囲のしびれ等の症状については「局部に神経症状を残すもの」として14級9号に認定されました。

この2つを合わせて併合12級の認定を獲得することができました。

その後示談交渉に移り、骨折のない怪我をされた方としては異例の724万円(示談金500万円、自賠責保険金224万円)で示談することができました。

弁護士の所感(解決のポイント)

むちうちによって痛みやしびれが残ってしまった場合は14級が認められることがほとんどですが、まれに12級が認められることもあります。

しかし、12級を獲得しても示談交渉や裁判においてはこの認定が認められず、14級を前提として示談や和解がされる可能性が高いです。

今回は12級を前提とした示談交渉を行うことができ、裁判へ移行せずに解決することができたのが500万円の示談金を獲得できたポイントかと思います。

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