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後遺障害慰謝料と逸失利益が満額で認められ、700万円の補償を受けた事例
【相談者】 | 男児(10代未満) / 福岡市在住 / 職業:就学児童 |
【傷病名】 | 左脛腓骨骨幹部骨折、右下腿広範囲挫創等 |
【後遺障害等級】 | 13級 |
【活動のポイント】 | 後遺障害慰謝料・逸失利益が裁判基準で認定 |
【サポート結果】 | 事前提示額の約3.2倍での示談 |
主な損害項目 | サポート前 | サポート後 | 増加額 |
---|---|---|---|
傷害慰謝料 | 79万2,913円 | 82万6,468円 | 3万3,555円 |
逸失利益 | 0円 | 538万1,139円 | 538万1,139円 |
後遺障害慰謝料 | 139万円 | 180万円 | 41万円 |
過失 | 15% | 15% | – |
最終支払額 | 218万円 | 700万円 | 482万円 |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の男児がマンションの敷地内で遊んでいたところ、軽トラックと出合い頭で衝突するという交通事故に遭われました。
事故の際、足にタイヤが乗り上げたことで、右脛腓骨骨幹部骨折、右下腿広範囲挫創等の怪我を負われました。
ご相談時にはすでに後遺障害13級(下肢長差)の認定を受けており、相手方保険会社から218万円での示談を提示されており、過失割合や相手方からの示談提示額が妥当かという点についてご相談を受けました。
ご相談時にお伺いしたお話や手持ち資料を確認したところ、とても適正な額とは言えなかったため、ご依頼をお受けし、当事務所にて示談交渉することとしました。
当事務所の活動
示談交渉にあたっては、これまでの治療経過を把握するため、経過の診断書等を取り寄せ、また、後遺障害の認定が妥当か否かを検証するため、後遺障害診断書の再確認も行いました。
後遺障害認定については妥当と判断し、適正な賠償額を求めて示談交渉に移行することとしました。
当事務所が関与した結果
示談交渉の結果、後遺障害部分の逸失利益については、平成26年度男性学歴計全年齢を基礎収入として就労可能年数18歳から67歳までの49年間にて提示し満額で認められました。
また、後遺障害慰謝料についても同様に裁判所基準の満額で認められました。
過失割合については見解の相違がありましたが、ご依頼者がご自身の保険にて人身傷害保険に加入していたことから、この保険を利用して過失分を埋めることとしました。
その結果、相手方との示談にて総額700万円を受け取り、過失分としてご自身の保険から約90万円を受け取ることで解決となりました。
弁護士 桑原 淳の所感(解決のポイント)
被害者はまだ児童でした。
成長期に脚を骨折してしまうと過成長などにより、脚の長さに左右差が生じることがあり、今回のご依頼者もこの例で下肢長差が生じてしまいました。
下肢長差が将来の収入にどの程度影響があるかは裁判例でも議論のあるところで、逸失利益を認めない例もありますが、今回は、こちらの請求額どおり満額での逸失利益が認められたのでよかったです。
また、過失分についても、人身傷害保険を利用して、過失がない場合とほぼ同じ額を受け取ることができました。
お客様の声
2016.11.18掲載