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福岡県の交通事故の現状と道路交通法改正状況~免許更新の講習より~

 弁護士の神田です。

 先日、運転免許証の更新に行ってきました。

 普段、交通事故被害者の方の代理人として、加害者の民事責任を追求することが多いのですが、今回の講習では、福岡県の交通事故の現状や、道路交通法の改正状況等について講習を受け、非常にためになったのでご報告いたします(以下の記述は、講習時に交付された資料や福岡県警のHPを参考にしています。)。

福岡県の交通事故の現状

交通事故発生状況(平成29年)

 まずは、福岡県内の交通事故発生状況ですが、発生件数・死者数・負傷者数ともに、前年比では減少しています。

 しかし、負傷者数は全国2位発生件数は全国3位死者数は全国10位と、依然として、全国でも交通事故及び死傷者数が多い地域であるといえます。

発生件数 34,862件
死者数 139人(全国ワースト10位)
負傷者数 46,093人(全国ワースト2位)

高齢者の交通事故の割合

 次に、高齢者の死亡事故に関しては、10年前よりも減少しているとはいえ、死亡者に占める高齢者(65歳以上)の割合は増加しています。

死傷者数 【平成19年】199人→【平成29年】139人
65歳以上 【平成19年】94人→【平成29年】80人
75歳以上 【平成19年】65人→【平成29年】49人
高齢者の占める割合 【平成19年】47.2%→【平成29年】57.6%

 特に、歩行者の死者数のうち、その7割以上は高齢者になっています。

死傷者数 【歩行者】57人→【歩行者以外】82人
高齢者の死者数 【歩行者】42人→【歩行者以外】38人
高齢者の占める割合 【歩行者】73.7%→【歩行者以外】46.3%

 この他にも、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故(コンビニ駐車場等)も増加傾向にあります。

 これは福岡県に限ったものではありませんが、交通事故防止対策の一環として、国と企業が一体となって普及に取り組んでいる自動ブレーキ搭載車(セーフティ・サポートカー)の技術も向上しています。

 例えば、自動ブレーキについても走行速度や車両と歩行者双方に反応するか否か等の技術に差があり、車線逸脱警報、先進ライト(ロー/ハイビームの自動切替え、ハイビームの照射範囲の限定等)の普及も進んでいます。

飲酒運転事故発生状況

 飲酒運転については、平成23年以降減少傾向、平成27、28年ともに増加に転じた後、平成29年については過去最低となっています。

平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年
発生件数 171件 153件 156件 158件 126件
全国順位
(ワースト)
9位 11位 8位 8位 11位
死者数 3人 4人 2人 6人 0人
負傷者数 254人 220人 245人 214人 174人

近年の法律改正

高齢運転者対策の推進を図るための規定整備

 「臨時認知機能検査・臨時高齢者講習」が新設され、75歳以上の高齢者が、認知機能が低下したときに起こしやすい一定の違反行為(信号無視、通行区分違反、合図不履行等18項目)をしたときは、臨時の認知機能検査を受けなければなりません。

自転車の運転による交通の危険を防止するための講習

 一定の危険な違反行為(信号無視、一時不停止、酒酔い運転等)をして3年以内に2回以上摘発された悪質自転車運転者は、公安委員会の命令を受けてから3ヶ月以内の指定された期間内に、講習を受けなければなりません。

運転免許の仮停止の対象範囲の拡大

 仮停止の範囲が、酒気帯び運転や過労運転等による死傷事故にも拡大され、事故日から30日間、免許の効力を停止することができるとされました。

一定の病気等に該当する運転者対策

 平成23年に栃木県鹿沼市で発生したクレーン転倒事故を契機とした改正です。

 この事故では、運転手の男性は、持病のてんかんを理由に、医師から運転を控えるよう厳しく指導されていたにもかかわらず、これを破って運転した結果、運転中に発作が生じて事故を発生させ、6名の児童がなくなりました。

 対象となる「一定の病気等」とは、てんかん、再発性の失神、無自覚性の低血糖症、そううつ秒、重度の眠気の症状を呈する睡眠障害、統合失調症等がこれに当たります。

 免許取得・更新時に、質問票が交付され、虚偽記載をした場合、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金が科されます。 

自転車に関する規定の整備

自転車の検査等に関する規定

 警察官は、ブレーキを備えていない自転車が通行しているときは、これを停止させて検査することができます。

 また、危険を防止するための応急措置や運転禁止を命じることができ、これに違反した場合は罰則があります。

軽車両の路側帯通行に関する規定

 自転車等の軽車両が通行できる路側帯は、道路の左側部分に設けられた路側帯に限定されます。

おわりに

相談風景

 普段、私が道路交通法を調査する際は、主に過失割合の検討が目的です。

 今回の講習に参加してみて、道路交通法の改正の詳細を知ることができました。

 また、減少傾向にあるとはいえ、改めて、福岡県内の交通事故発生数の多さを痛感しました。

 今回の講習は、自分の運転を見つめ直すとともに、最新の交通事故事情にも触れることができる良い機会でした。

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