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令和8年4月から「自転車の青切符制度」が始まります
1. はじめに
道路交通法の一部改正により、令和8年4月1日から、自転車の交通違反に対しても「交通反則通告制度(いわゆる青切符)」が適用されます。
これにより、自動車やバイクと同様に、一定の交通違反については刑事処分にかえて反則金の納付という方法で処理されることになります。
2. 青切符制度とは?
自転車の交通違反にも「青切符が導入される=ルールが厳しくなる」と感じる方もいるかもしれませんが、自転車の交通ルール自体が変わるわけではありません。
これまで刑事手続が必要だった軽微な違反について、反則金を納付すれば刑事処分を受けない「青切符」による対応を可能にし、取り締まりを強化することを目的としています。
※酒気帯び運転等の悪質な違反については、これまでどおり刑事手続き(赤切符)の対象となります。
制度の概要は以下となります。
- 導入時期:令和8年4月1日
- 対象年齢:16歳以上
- 対象車両:自転車をはじめとした軽車両
- 対象となる行為:携帯電話使用等(保持)、信号無視など113種類
- 反則金:違反行為により異なります。(例:携帯電話使用等(保持) 12,000円、信号無視 6,000円)
3. 導入の背景
自転車への青切符導入の背景には、自転車事故の割合が増加している現状があります。
全国的には、全交通事故に占める自転車関連事故の割合や、自転車と歩行者の事故件数は増加傾向にあり、特に死亡・重傷事故の約3/4で自転車側の法令違反が関与していることが警察庁の調査で明らかになっています。
福岡県でも自転車関連事故の割合は高く、令和7年(1〜11月)には総件数2,484件、そのうち歩行者との事故は107件で前年より増加しています。
こうした自転車事故の増加傾向を踏まえ、より迅速かつ効率的に違反を取り締まり、事故抑止を図る必要があると判断された結果、青切符制度の適用が決定されました。
4. 交通ルールを学ぶためのツール
自転車の交通ルールの理解が大切なことはわかっていても、自動車とは違い、自転車について体系的に交通ルールを学ぶ機会は意外と少なく、「自分はきちんと理解できているだろうか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身、しばらく自転車に乗る機会が少なかった一方で、子どもが自転車の練習を始める年齢になり、改めて交通ルールを学ぶ必要性を感じるようになりました。
大人になってからでも、分かりやすく、正確に学べる方法があれば心強いところです。
そのような中、福岡県警では、交通ルールを分かりやすく学べる特設サイト「自転車の学校」 を開設しています。
大人にも子どもにも分かりやすい内容となっていますので、ぜひご活用ください。
4. おわりに
自転車は、幼児から高齢者まで幅広い世代が利用できる、身近で環境にやさしい交通手段です。
だからこそ、一人ひとりが正しい交通ルールを理解し、守ることが、事故のない安全な社会につながります。
福岡県では、令和7年12月11日から12月31日まで、「年末の交通安全県民運動」が実施されました。
重点項目には「自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解と遵守」も含まれています。
青切符制度の導入を控えた今、こうした取り組みも参考にしながら、日頃の自転車の乗り方や交通ルールへの理解を、改めて見直すきっかけとしてみてはいかがでしょうか。
【参考】
- 福岡県「自転車の交通反則通告制度(青切符)について」
- 警察庁交通局「自転車を安全・安心に利用するために 自転車への交通反則通告制度(青切符)の導入【自転車ルールブック】」
- 福岡県警察「自転車関連事故の交通事故分析(令和7年11月末現在)」
- 福岡県「年末の交通安全県民運動を実施します」























