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チャイルドシートきちんと使えていますか?
はじめに
夏休みとなり、ご家族でドライブされる方も多いのではないかと思います。
今回は、小さなお子さんを連れて運転される際に不可欠なチャイルドシートについて、調べてみました。
チャイルドシートについて
まず、道路交通法では、6歳未満の幼児を乗せて運転する際は、チャイルドシートを着用しなければならないと規定されています。
〈引用〉道路交通法第71条の3第3項
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。
警察庁とJAFが、令和6年5月に合同で実施した6歳未満のチャイルドシート使用状況の全国調査の結果では、全国平均の使用率は78.2%だったそうです。
着用していない人は、車両シートにそのまま着座させている場合や、大人用シートベルトを着用して着座させている場合など、様々ありました。
個人的に、使用率は、ほぼ100%だろう思っていたため、割合が想像より低いことに驚きました。
さらに、チャイルドシートの適切な取り付けができていた割合は69.8%、適切に着座させられていた割合は、55.7%という調査結果も出ています。
使用していても、その使用方法(取り付け・着座方法)が間違っていると、せっかく使用しているチャイルドシートの効果がなくなってしまうため、注意が必要です。
警察庁ホームページには以下のような説明がありました。
※引用: 子供を守るチャイルドシート(警察庁)
チャイルドシートの無料貸出しについて
交通安全協会では、チャイルドシートの無料貸出しを行っているそうです。
貸出可能なチャイルドシートの保有数、貸出可能期間、貸出要件等は地区ごとに異なっていますので、貸出を希望される方は、一度居住地域の交通安全協会に問合せしてみてはいかがでしょうか。
<例> 福岡市中央区
さいごに
チャイルドシートは、大切な家族の命を守るために必要不可欠なものです。
チャイルドシートを使用していない人の致死率は、適切に使用している人の約4.2倍にもなるそうです。
本ブログが、きちんと着用できているか・着座させることができているかを今一度ご家族でご確認いただくきっかけとなれば幸いです。
適切にチャイルドシートを適切に使用し、素敵なドライブの思い出を作っていただけたらと思います。