- 福岡交通事故被害者相談TOP>
- 解決実績>
- 後遺障害1級~13級の解決実績>
- 頭部外傷後の神経障害・鎖骨骨折後の肩関節痛で850万円を獲得した事案(併合12級)
【解決事例】頭部外傷後の神経障害・鎖骨骨折後の肩関節痛で、850万円の補償を受けた事案
頭部外傷後の神経障害・鎖骨骨折後の肩関節痛で850万円の補償を受けた事案(併合12級)
1.事故発生
大分県在住の70代の専業主婦の女性が、歩行中にバイクに撥ねられるという交通事故により、外傷性くも膜下出血等の怪我を負われました。
2.相談・依頼のきっかけ
事前認定で併合12級(頭部外傷後の神経障害12級13号、鎖骨骨折後の肩関節痛14級9号)との認定が下りたが、認定が妥当なのかとのことで、相談・依頼されました。
3.当事務所の活動
認定結果の妥当性を調べるために、自賠責に提出された「後遺障害診断書」や「神経系統の障害に関する医学的意見」等を入手するとともに、治療先の病院からカルテ等を取寄せました。
これらを基に、上位等級への異議申立てが可能かを検討しましたが、認定が覆る可能性は非常に厳しいと考えられました。
そこで、依頼者と協議の上、12級を前提に最大限の賠償額を得ることを目指して活動することとしました。
4.当事務所が関与した結果
示談交渉においては、慰謝料は満額を目指すとともに、家事労働者として十分な休業補償・逸失利益の補償を得ることができるように活動しました。
また、入院付添費や家屋改造費など細かな部分の請求も漏れなく請求し、以下のとおり既払い金を除き、850万円を得ることで示談することができました。
慰謝料 | 入通院 | 195万円 |
後遺症 | 290万円 | |
休業補償 | 125万円 | |
逸失利益 | 180万円 | |
その他 | 60万円 |
5.解決のポイント(所感)
既に認定を受けている方の場合には、示談交渉に入る前に、当該認定が妥当なのかをまず吟味・検討する必要があると考えています。
今回は残念ながら認定が覆る可能性が乏しく、依頼者とも協議の上、認定結果を受け入れ、示談交渉を進める方向となりました。
示談交渉では、細かい損害項目についても漏れなく請求し、その結果、いい形で示談がまとまったと考えています。
2013.9.19掲載