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「肩関節・手関節の後遺障害」について事例発表をしました

 先日、東京にて、全国の交通事故を担当する弁護士40名程が参加した研究会において、「肩関節、手関節の後遺障害」の事例発表をさせていただきました。

 過去に取り扱った肩関節、手関節の事例について、事故態様、画像、受診状況等をもとに、どのような後遺障害認定になったのか、実務上、肩関節等の後遺障害における認定や示談交渉時の問題点について発表させていただきました。

 発表した内容は、

  1. 肩関節拘縮を原因とした機能障害事案
  2. 肩鎖関節脱臼による変形障害事案
  3. TFCC損傷による神経障害事案

でした。

 ①については、鎖骨骨幹部骨折において、手術の回数が通常より多く、関節拘縮を原因として機能障害が認められた事例において、後遺障害等級がどのような基準で関節拘縮による可動域制限を認めているのかという点について

 ②については、肩鎖関節脱臼において、鎖骨の変形があるとして後遺障害認定が認められた事案で、どのような場面で鎖骨変形としての後遺障害が認められるのかという点について

 ③については、TFCC損傷における神経障害がどのような受傷機転、治療経過、画像上の所見で認められるのかという点について

 事例に沿って発表させていただきました。

 肩関節は、医師の先生の認識としても整形外科分野の中でも特殊で、高度な専門性が要求される分野です。

 当日は、医師の先生からの肩関節等の上肢の傷病について画像等を見ながら、受傷原因や一般的な治療経過、残存する傷病名等についての講演もあり、医学的な知見についても深めることができました

 当然ですが、交通事故分野においては、後遺障害認定時にかぎらず、事故後治療継続している段階や、最終的に示談交渉、訴訟中において、医学的な知見が要求される場面は多いです。

 また、医師との面談の機会も多く、医学的な知識があるかどうかで、聴取の内容、レベルも異なりますし、より充実した聴取ができる場面も多いです。

 今後も、後遺障害認定のサポートやそれに基づく適正な賠償額獲得のために、医学的知見の研鑽を続けていきたいと思います。

 また、当日ご参加いただいた方からのアンケートの一部をご紹介させて頂いておりますので、全国の弁護士向けに「交通事故・後遺障害認定講座~上肢・肘関節編」にて講演を行いましたも併せてご覧ください。

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