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右下腿開放骨折等の怪我による醜状痕の後遺障害で、1124万円の補償を受けた事案
被害者 | 7歳児童 / 福岡県在住 |
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傷病名 | 右下腿開放骨折等 |
活動のポイント | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
後遺障害等級 | 併合12級 |
サポート結果 | 後遺障害等級獲得・適切な賠償額の獲得 |
最終支払額 | 1124万円※ |
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※自賠責保険金含む
相談・依頼のきっかけ
福岡県に在住する当時7歳の児童が、道路を横断中に自動車にはねられるという交通事故に遭い、右下腿開放骨折等の怪我を負いました。
相談時には事故から3年以上経過しており、今後の治療をどうすべきか、後遺障害の認定がとれるのか、適正な賠償額はいくらか、といった点について、ご両親から相談をお受けしました。
当事務所の活動
被害児童の治療状況をお聞きするとともに、これまでの治療経過がわかる診断書等の取寄せを行いました。
その後、症状固定となり、後遺障害診断書のアドバイス等をサポートさせていただき、必要書類がすべて揃った時点で後遺障害申請へと進みました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、被害者請求にて右下腿の醜状痕につき12級相当が認定されました。
なお、被害児童は右下腿の筋力低下が著しく、これが歩行に支障が生じる事態となっていましたが、自賠責の認定では、筋力は将来回復する可能性があるとの理由で、「将来においても回復困難な障害(=後遺障害)」としての認定は受けられませんでした。
ご両親と進め方を協議しつつ、上記の等級認定を前提に保険会社との示談交渉に入りました。
数回の交渉を経て、裁判所基準どおりの慰謝料が認められるとともに、逸失利益についても相当の補償額を獲得することができました。
最終的に、自賠責保険からの受取金を含め、1124万円にて示談解決となりました。
なお、被害者が年少者であり、成長していく過程で将来想定しなかった後遺症が起きてしまった場合のために、示談書に「将来新たな後遺症が生じた場合には別途協議する」旨の文言を追加いたしました。
弁護士の所感(解決のポイント)
本件事案は、逸失利益の認められにくい醜状痕という後遺障害であることや、まだ児童であり、将来の収入補償が問題となってくるのは何年も先になるということで、逸失利益をどこまで確保できるかが問題でした。
この点については、かなりいい条件での示談ができたと思います。
また、児童であるという特殊性をしっかり考慮し、今後の成長の過程であらたな問題が出てきてしまったときにしっかりと補償を受ける余地を残す示談ができたこともよかったと思います。
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