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子供の額の醜状痕について裁判せずに逸失利益が認められ適正な補償を受けた事例

【相談者】 子供 / 福岡県在住
【傷病名】 前額部裂創、肺挫傷、外傷性気胸
【後遺障害等級】 7級
【活動のポイント】 後遺障害等級認定サポート、相手方との示談交渉
【サポート結果】 適正な後遺障害等級の獲得、適切な賠償金額の補償

主な損害項目 金額
付添費 8万円
逸失利益 215万円
後遺障害慰謝料 1,150万円
総賠償額 1,450万円

相談・依頼のきっかけ

相談風景

 福岡県在住の事故当時9歳の女の子が信号のない横断歩道を渡っていたところ、加害者の運転する車に衝突されるという交通事故に遭いました。

 女の子はこの事故で前額部裂創、肺挫傷、外傷性気胸の怪我を負い、額に約7センチほどの楕円形の醜状痕(傷痕)が残ってしまいました

 事故から半年程経過したところでご相談いただき、後遺障害の申請や損害賠償についての今後の保険会社との交渉をお願いしたいとご依頼いただくことになりました。

当事務所の活動

 ご相談・ご依頼をお受けしたのが受傷後約半年経過したところでしたので、ご依頼後すぐに後遺障害を申請するにあたって、申請のタイミングについて検討を行いました

 ご相談いただいた時点で月1回の経過観察のみということでしたので、主治医の先生の所見も確認し、受傷後約6ヵ月経過した時点で、後遺障害申請を行いました。

 その結果、「外貌に著しい醜状を残すもの」として、後遺障害7級の認定を受けることができました。

 この結果を踏まえて損害額を計算し、相手方との示談交渉に入りました。

当事務所が関与した結果

 示談交渉では、逸失利益後遺障害慰謝料が争点になりました。

 醜状痕で後遺障害認定を受けた場合、醜状痕が就労及び収入に影響するのかするとしてもどの程度影響するのかの判断が難しく裁判では、逸失利益が認められていない事例も多く存在します

 そこで、裁判で逸失利益を認めた事例を調査し、報告書にまとめて相手へ送付し交渉をした結果、逸失利益について215万円の賠償を受けることができました。

 また、後遺障害慰謝料についても、7級の目安である1,000万円を超える1,150万円の賠償を受けることができました。

弁護士 向井智絵の所感(解決のポイント)

弁護士向井智絵

 前述のとおり、醜状後では逸失利益が認められない事例が多く存在するなか、同種事例で逸失利益を認めた裁判例を調査し、報告書にまとめたうえで相手へ送付したことが、逸失利益が認められた一番のポイントだったと思います。

 示談交渉で逸失利益が全く認められない場合には裁判を提起して争っていくことになりますが、訴訟を提起すると解決までに1年ほどかかります。

 今回は、訴訟提起により長期間時間をかけることなく、示談交渉で逸失利益の賠償を受けることができましたので、時間をかけることなく適切な賠償を受けることができました

 後遺障害慰謝料についても、示談交渉において適切な金額の賠償を受けることができ、よかったです。

2018.1.12掲載

醜状痕に関するページ

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