【Q&A】保険会社から入院のための個室料については支払えないと言われました

　特別な場合に限り、個室料を払ってもらえることがあります。

　原則として、個室料や特別室料は賠償してもらえません。

　これは、一般的には、大部屋に入院していても治療が可能なため、個室料等を支出すべき必要性・相当性がないと考えられるからです。

　もっとも、以下の場合には、個室料等を賠償してもらえる可能性があります。

1. 個室・特別室を使用しなければならないほど症状が重篤な場合
2. 大部屋に空き部屋がない場合

　①については、例えば、大部屋では感染症にかかる恐れがある場合や、症状が重篤で多数の医療機器を置かなければならない場合などが当たります。

　②については、大部屋を使用できないために認められるものなので、大部屋が使用可能になった後の個室料は賠償してもらえない可能性が高いです。

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