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保険会社との示談交渉で主婦の休業損害を含む135万円が補償された事例


被害者 女性(30代) / 福岡県大野城市在住 / 職業:兼業主婦
傷病名 外傷性頚部症候群、腰椎捻挫
活動のポイント 保険会社との示談交渉
サポート結果 主婦の休業損害を含む適切な賠償金獲得

主な損害項目 金額
休業損害 約64万円
傷害慰謝料 約83万円
最終支払額 135万円

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相談・依頼のきっかけ

弁護士岩間

大野城市在住の30代の女性が乗用車を運転中に、対向車がセンターラインを越えて進入してきました

女性はブレーキを踏んで停車しましたが、対向車がそのままのスピードで進行してきたため、正面衝突するという事故に遭いました。

相手の運転手は薬を飲んで意識を飛ばしており、ブレーキなく突っ込んできたことから、女性の車は、運転席側前方が大破するほどの大きな衝撃を受けた事故でした。

この事故により、被害者の女性は、外傷性頚部症候群、腰椎捻挫の診断を受けました。

女性はその後、半年ほど通院による治療を続けていましたが、頭痛の症状が残存する中で相手方保険会社より治療打ち切りを言われたため、後遺障害申請や今後のことについてご相談されたいとのご希望で弊所にご連絡いただき、ご依頼いただくこととなりました。

当事務所の活動

ご依頼を受けたのが、事故から半年ほど経過した時期でした。

女性は事故当初から頚部や腰部の疼痛・しびれを一貫して訴えており、事故の影響により、お仕事を退職せざるを得ませんでした

そこで事故後半年の時点で症状固定となり、自賠責調査事務所へ後遺障害の申請を行いました。

前述したように、ノーブレーキの車と正面衝突するという非常に衝撃の大きな事故であったため、全損した女性のお車の写真・資料を後遺障害の申請書類に添付し、その被害の大きさを補強する根拠資料として提出しました。

当事務所が関与した結果

後遺障害申請の結果、外傷性頚部症候群に伴う頚部~右上肢の疼痛・しびれ、腰部打撲に伴う腰~左下肢の疼痛・しびれ等の症状については、残念ながら非該当になりました。

女性は症状固定後も自費で通院を続けており、弊所では異議申立についてもご説明しましたが、ご本人が希望されなかったため、相手方保険会社との示談交渉へと進みました

非該当という結果ではあったものの、非常に衝撃の大きい事故であることが考慮され、相手方より初回から裁判をした場合に想定された金額を上回る金額で提示がありました。

そのまま示談してもいい金額でしたが、女性が現在でも自費で通院されていること事故の影響により仕事を退職せざるを得なかったこと等の事情を踏まえて再度交渉を行い、最終的には裁判をした場合に想定された金額を大きく上回る135万円での示談となりました。

弁護士の所感(解決のポイント)

弁護士岩間

相手方保険会社と粘り強く交渉を続けたことが適切な金額での示談につながったと感じています。

主婦の休損損害や慰謝料は一定の算定方法・相場があるところですが、個々の交通事故被害者の固有の事情を汲み取り、それを交渉に反映していくことで、具体的な解決に差が生じ得ます。

当然ではありますが、今後も「粘り強い交渉」を継続し、少しでも被害者の力になれれば思っています。

2022.09.30掲載

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