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弁護士法人 たくみ法律事務所

後遺障害認定のサポートで7級を獲得し、2751万円が補償された事例


被害者 男性(55歳) / 福岡県粕屋郡在住 / 会社員
傷病名 びまん性軸索損傷、左視床出血、左側頭部挫滅創、左顔面挫滅創、左眼窩外側壁骨折、左頬骨弓骨折
後遺障害 7級4号
活動のポイント 後遺障害等級認定サポート・示談交渉
サポート結果 後遺障害等級認定、適切な賠償金額獲得

主な損害項目 金額
傷害慰謝料 約227万円
後遺障害慰謝料 約130万円
休業損害 約99万円
逸失利益 約1914万円 ※1
総賠償額(過失相殺後) 約2751万円 ※2

※1 労働能力喪失期間:14年・労働能力喪失率:56%
※2 自賠責保険金1051万円含む

相談・依頼のきっかけ

岩間弁護士

糟屋郡在住の50代の男性が、自転車で道路の右側を直進していたところ、対向から来たトラックの側面と顔をぶつける事故に遭いました。

男性は意識不明のまま救急搬送され、びまん性軸索損傷、左視床出血、左側頭部挫滅創、左顔面挫滅創、左眼窩外側壁骨折、左頬骨弓骨折と診断されました。

4ヶ月ほど経過し、日常の動作ができるようになり退院しましたが、記憶力の低下などの高次脳機能障害が残存しました。

男性の弟様より、今後の対応をお願いしたいということで相談があり、ご依頼いただくはこびとなりました。

当事務所の活動

相手方保険会社より治療に関する資料を取り寄せ、内容を検討した結果、後遺障害申請を行う時期であると判断し、申請手続きに進むことになりました。

高次脳機能障害の認定手続きでは、被害者の身近な家族の意見も重視されるため、「日常生活状況報告」という書類をご家族に作成していただきます。

今回、男性の弟様に作成していただきましたが、弟様は男性と同居しているわけではなく、男性の生活状況をあまり把握されていなかったため、男性のご勤務先の方にも協力を依頼し、「日常生活状況報告」に職場での様子について記載していただきました

それらの書類を弁護士が確認し、内容に不足がないか、また、不利な記載がないかを検討した上で、後遺障害申請を行いました

当事務所が関与した結果

後遺障害申請の結果、「神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの」として7級4号の認定を受けました。

ご勤務先の方に作成いただいた「日常生活状況報告」に、仕事への支障が具体的に記載されていたことが、適切な後遺障害等級の認定に繋がりました。

その後、認定結果をもとに相手方保険会社との示談交渉に移りました。

傷害慰謝料、後遺障害慰謝料については、頭部外傷の重症事案であること、加害者がひき逃げをしていることを主張し、裁判基準の1.3倍の金額が認められました。

また、休業損害や逸失利益も請求金額のほぼ満額が認められ、最終的に自賠責保険金(1051万円)を除く1700万円で示談となりました。

弁護士の所感(解決のポイント)

岩間弁護士

本件では、被害者の方が相談に見えられた時点では、後遺障害診断書の作成予定はないとのことで、そのまま示談交渉に進みそうなケースでした。

しかし、お怪我の内容や相談時に受けた被害者の印象から後遺障害申請すべきと考えましたので、必要資料を準備の上、後遺障害の申請を行いました

その結果、高次脳機能障害で7級の認定が下りました。

高次脳機能障害のケースでは、被害者が自身の障害に気付かず、後遺障害申請を検討していない場合が見受けられます。

高次脳機能障害のケースは、第三者の視点から、被害者の障害内容を把握し、適切な賠償がなされるようサポートする必要性が高い場合が多いため、交通事故により頭部に外傷を負った方は、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

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弁護士岩間

監修者弁護士 岩間龍之介

福岡県久留米市出身。

交通事故被害者からの相談に真剣に向き合い、加害者側との間に入ることで精神面でも支えとなれるよう最大限の努力をいたします。

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