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相手方保険会社の初回回答金額から約870万円増額して示談した事例
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被害者 | 男性(20代) / 福岡県古賀市在住 |
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傷病名 | 左肩甲骨体部骨折、左肩甲骨頚部骨折、左肩甲骨関節窩骨折 |
後遺障害 | 12級6号 |
活動のポイント | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
サポート結果 | 後遺障害等級認定、適切な賠償金額の獲得 |
主な損害項目 | 金額 |
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傷害慰謝料 | 約145万円 |
後遺障害慰謝料 | 261万円 |
逸失利益 | 約1240万円 ※1 |
総賠償額(過失相殺後) | 約1322万円 ※2 |
相談・依頼のきっかけ
福岡県古賀市在住の20代の男性が、自転車で通勤中に、十字路で右から来たバイクと出合い頭に衝突する事故に遭われました。
男性はそのまま救急搬送され、「左肩甲骨体部骨折、左肩甲骨頚部骨折、左肩甲骨関節窩骨折」と診断を受けました。
入院して手術を行いましたが、医師からは今後100%回復するかはわからないと言われたため、後遺障害について相談したいとのことで弊所にお問合せいただき、ご依頼を受ける運びとなりました。
当事務所の活動
ご本人にはリハビリに専念していただき、定期的に治療状況の確認を行い、後遺障害申請時期についてアドバイスを行いました。
また、刑事記録を取り付け、今後の示談交渉に備えて過失割合の検討を進めました。
事故から1年半ほど治療を続けましたが、左腕の可動域制限と痛みが残存していたため、後遺障害申請に進むこととなりました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、「1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として後遺障害12級6号が認定されました。
この認定結果をもとに相手方保険会社との示談交渉に移りましたが、当方の請求に対する相手方保険会社の初回回答は、過失割合40%、賠償額は約227万円と極めて低い金額でした。
特に争点となったのは過失割合と逸失利益でした。
過失割合については過去の判例から20%が妥当であることを主張しました。
また、逸失利益について、相手方保険会社の見解は労働能力喪失期間は10年が妥当であるというものでしたが、後遺障害残存後のお仕事への支障や、本件の後遺障害(関節可動域制限)は肩甲骨の変形によるものであり、今後大幅な改善の見込みがないこと等を主張し、喪失期間38年が認められました。
最終的に過失割合20%、賠償金額は約1098万円(自賠責保険金224万円を除く)が認められ、初回回答から約870万円増額して示談となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
本件は、やや珍しい事故類型で、まず過失に争いがありました。
相手方は、当初、当方の過失が40%であるとの提示を行いましたが、交渉によって過失20%まで譲歩を得ることができました。
また、本件は比較的大きな事故で、依頼者は20代であるにもかかわらず、肩の可動域制限が残存しました。これによって、仕事やプライベートに大きな不利益がでることとなりました。
もっとも、実際に会社からの給与が減ったという事情まではなく、逸失利益についても相手方は争ってきました。
これに対して、弊所では、依頼者に生じている障害及び今後生じる不利益を細かく伝え、保険会社の譲歩を引き出すことができました。
最終的に当初よりも大幅な増額となり、大変良かったです。
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