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脳挫傷で20代男性が死亡し、裁判手続きを経ずに約4,022万円の補償を受けた事案
【相談者】 | 男性(当時20代) / 福岡件糟屋郡在住 / 職業:アルバイト |
【傷病名】 | 死亡 |
【活動のポイント】 | 保険会社対応・示談交渉 |
【サポート結果】 | 適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
逸失利益 | 4,751万円(基礎収入を全年齢男子の平均賃金523万円で算定) |
死亡慰謝料 | 2,400万円(通常の慰謝料の1.2倍) |
過失割合 | 60%→40% |
最終支払額 | 約4022万円 |
相談・依頼のきっかけ
福岡県糟屋郡在住のアルバイトの20代男性は、福岡県外で自転車で赤信号が点灯していた横断歩道を走行中に、無免許で運転していた加害車両にはねられました。
交通事故発生後、加害車両は逃走し、間もなく脳挫傷で亡くなりました。
福岡県在住のご遺族に対し、相手方の任意保険会社から被害者の赤信号無視ということで6割の過失を主張され、自賠責の金額のみの3,000万円の提示がなされていました。
ご遺族は、この提示額に疑問を持ったことから弊所に相談に来られました。
当事務所の活動
ご依頼後、刑事記録を取り寄せて丹念に検討したところ、道路状況からすると加害者の過失割合の増加が認められること、加害者が刑事裁判で真摯な態度でないことが判明し、慰謝料の増額が見込まれることが分かり、主張しました。
また、アルバイトであり、当時の収入は低かったですが、父親の跡継ぎの予定であったことから逸失利益の増額も主張しました。
当事務所が関与した結果
結果として、裁判をすることなく、合計約4,022万円の賠償金を得ることができました。
担当弁護士の所感(解決のポイント)
保険会社がご遺族に提示した金額は、自賠責3,000万円以上の金額を支払いたくないという意図が見て取れるものでした。
また、ご遺族としては、亡くなった息子の過失が半分以上になることは納得がいかないということでした。
掲示記録の検討により、当初の60%過失を40%まで減らすことができ、裁判になると更に過失の減少も可能と考えましたが、早期解決の希望がご遺族にあったことにより、裁判をすることなく解決することに至りました。
2012.10.26掲載