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後遺障害等級認定サポートで12級認定
被害者 | 女性(70代) / 福岡市在住 / 非常勤勤務 |
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傷病名 | 右足関節内果骨折、右足関節擦過創 |
後遺障害等級 | 12級7号 |
活動のポイント | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
サポート結果 | 後遺障害等級認定 |
主な損害項目 | 金額 |
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傷害慰謝料 | 約215万円 |
後遺障害慰謝料 | 約275万円 |
休業損害 | 130万円 |
逸失利益 | 約109万円※1 |
総賠償額 | 約757万円※2 |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の70代の女性が自転車で通勤中、右折してきた車と衝突する交通事故に遭われました。
事故現場は十字路になっており、女性は左折しようとしており、交差点に入る手前でした。
事故後受診した病院で右足関節内果骨折、右足関節擦過創と診断され、治療を受けていました。
事故直後~3か月ほど入院し、その後は1年半ほどリハビリを続けていましたが、適正な賠償額が得られるのかご不安に感じられたことがきっかけで当事務所にご相談いただき、ご依頼いただくはこびとなりました。
当事務所の活動
ご依頼後すぐに弁護士から保険会社に連絡し、事故に関する資料の収集を行いました。
また今回は通勤中の事故であり、労災から支払われた補償金がありましたので、労災にも資料を開示していただくよう依頼しました。
そして同時進行で事故の状況がわかる書類を取り寄せ、どこが争点になりそうなのかを検討しました。
その後、事故から1年9か月が経過したタイミングで医師から症状固定と診断され、痛みが残ってしまったため、後遺障害診断書をご作成いただき内容を弁護士が確認の上、後遺障害申請を行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として後遺障害12級7号が認定されました。
認定結果をもとに、保険会社との示談交渉へと移りました。
示談交渉では、休業損害と逸失利益が争点となりました。
休業損害については、怪我の影響で仕事を退職し、復帰見込みも立たない状況を具体的に主張し、粘り強く交渉した結果、労災からの補償以上の金額が認められました。
また逸失利益については、事故前年分の源泉徴収票をもとに計算、労働能力喪失期間も適正な期間を検討したことで主張通りの金額が認められました。
最終的に約757万円を補償するという回答があり、ご依頼者様にも確認の上、示談解決となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
被害者は、事故後に完全休業していましたが、完全休業した分の全てが当然に休業損害となるわけではありません。
本件でも、相手から、休業の必要性及び支障の程度(長期間の完全休業まで必要だったのか)が指摘されましたが、本人の症状や職場復帰できない理由を医者や本人から具体的に聴取して交渉した結果、当初の相手主張から50万超の増額に成功しました。
慰謝料についても、通院期間が長期であり、経過観察の時期のみの時期も相当あったため、当初の相手主張は、裁判基準(弁護士基準)に比してかなり低額なものでした。
しかし、長期の経過観察が必要であったこと(かつ、それが不相当な期間でなかったこと)、経過観察期間を通院期間に算定しないのは不当であること等を主張し、最終的には裁判基準の9割での慰謝料を認めさせることに成功しました。
本人や病院に詳しく話を聞いたうえで交渉に臨んだことが、賠償金の大幅な増額につながった理由かと思います。